最近のできごと

浜松基地合同庁舎落成式を挙行

 10月30日(火)11:00から、浜松基地において合同庁舎落成式が挙行された。式には荒木航空教育集団司令官はじめ基地所在部隊長等、南関東防衛局関係者、地元選出国会議員(代理)のほか、飯塚浜松つばさ会会長はじめ防衛団体連合会の各団体長が参列した。

 落成式を迎えた合同庁舎は、阪神淡路大震災、東日本大震災を受けて実施された耐震調査の結果、旧庁舎群が耐震強度不足の指摘を受け、新庁舎への建て替えが決定されたものであり、平成24年から調査設計が開始され、平成28年に着工、1年10か月を経て完成したものである。

 開式の辞の後、まず入居する部隊を代表して津田基地司令が挨拶を、続いて来賓及び基地所在部隊長の代表として荒木航空教育集団司令官が祝辞を、それぞれ次のように述べた。

◆津田浜松基地司令の挨拶

 このたびの合同庁舎の完成は、自分たちにとって数年来の念願であった。歴史を遡れば、1空団司令部と1術校の旧庁舎は、昭和28年に航空自衛隊浜松基地の発足とともに建設された。また昭和31年に旧2術校庁舎が完成し、現在の3庁舎が並ぶ佇まいとなった。旧1空団司令部庁舎には術科教育本部が入っていたが、平成元年航空教育集団新編に伴い、術科教育本部は旧飛行教育集団司令部に集約され、現在の航空教育集団司令部庁舎に移転し、それに併せて1空団司令部および基地業務群が北地区から南地区の旧庁舎に移転した。
 そして今般、浜松基地創設以来から使用していた旧庁舎群がその役目を終えることとなり、1空団司令部及び基地業務群、1術校、2術校、浜松地方警務隊、浜松情報保全派遣隊、静岡地方協力本部浜松出張所が新合同庁舎に移転する運びとなった。
 新庁舎は、隊員が業務を効率かつ的確に進められるように、また男女共同参画の推進に資するように職場環境の改善が至る所になされておリ、より快適な空間の中で仕事が進められるのではないかと思っている。
 本日の落成式を一つの節目として、心機一転新たな気持ちで隊員一同一層精進する。

◆荒木航空教育集団司令官の祝辞

 本合同庁舎は、平成24年3月の調査工事開始から足掛け約6年半の年月と約34億円の総工費をかけ南関東防衛局並びに工事に携わった関連会社の皆様のご尽力により本日落成の運びとなった。
 「航空自衛隊発祥の地」と呼ばれる、ここ浜松基地において、航空自衛隊の発展とその礎となる隊員の成長を温かく見守ってきた旧庁舎も還暦を過ぎようとする中にあって、新庁舎の建設は関係者の悲願でもあった。改めて関係各位に心から感謝申し上げる。
 本庁舎に入居する7個部隊等の隊員は、この素晴らしい新庁舎においてこれまで以上に勤務に精励し、素晴らしい成果を上げてくれるものと信じている。
 我が国を取り巻く安全保障環境は、戦後最も厳しい状況にあり、我々は国民の負託に応えるため、平時からグレイゾーン、有事に至るまでシームレスにあらゆる事態に即応して、実効的に対処することが求められている。そのためには強い使命感を持ち、困難な状況下にあっても仲間と支えあい、任務を完遂できる識能を有した逞しい隊員を育成することが不可欠であり、教育の重要性が益々高まっていると考える。
 このような中で在浜松の教育に携わる主要部隊等の司令部機能が本庁舎に集約されることにより、より一層の意思疎通と連携が図られ、教育の質的向上が大いに期待できるものと考える。
 また南海トラフ地震等による大規模な災害の発生が懸念されるこの地域において、浜松基地は災害対処の重要な拠点として大きな役割を果たすことが期待されている。十分な耐震性を備えた本庁舎の完成により大規模災害発生時にあっても、司令部機能を維持しつつ実効的な災害派遣活動を実施することが可能となる。まさに浜松基地がその存在意義を十分に発揮するために待ち望んだ合同庁舎の完成であり、入居する部隊等にあっては、適切な維持管理とともに、効果的な活用に全力で取り組んで貰いたいと思う。

 

 この後、代表者によるテープカット、参列者全員による記念撮影があり、落成式は滞りなく終了した。

 新庁舎が建設された場所は、従来の1術校庁舎の北側、厚生センターの西側であり、鉄筋4階建ての建物は、外壁が焦げ茶色のタイルが一面に貼り付けられ、気品と重厚さを兼ね備えた、基地の合同庁舎に相応しい外観となっている。

 新庁舎には7個部隊等が入居しているが、主な配置は1階に基地業務群、2階に第1航空団司令部、3階に第1術科学校本部、4階に第2術科学校本部となっている。
 基地の主要な組織が1つの建物に集約されたことにより、今後相互の連携が密になり、円滑な基地運営に寄与することが期待される。

 

(記事、写真:内田)

浜松基地合同庁舎落成式

 

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